「消費期限」と「賞味期限」の違いは何ですか?
食品によって使い分けられます。いずれも開封後は早く食べてください。
「消費期限」は、品質が急速に劣化するものに表示されている「安全に食べられる期限」です。一方、「賞味期限」は、品質の劣化が比較的ゆるやかなものに表示されている「おいしく食べられる期限」です。いずれも、未開封の状態で、定められた方法により保存した場合の期限なので、開封後は早めに食べるようにしましょう。
「賞味期限」を過ぎても、食べることはできますか?
期限が過ぎたからといって食べられないわけではありません。
「賞味期限」は、おいしく食べられる期限の目安です。十分ゆとりをもって設定されていますので、期限を過ぎたらすぐに食べられなくなるわけではありません。期限が過ぎても問題がない場合もありますので、状態を良く確認しましょう。
ハム・ソーセージ・ベーコンには、なぜ「食品添加物」が使われるのですか?
風味や食感を高め、保存性を向上させるためです。
発色剤に使われる「亜硝酸ナトリウム」は、肉の赤みを引き出し、特有の風味を与え、脂肪の酸化と食中毒菌などの増殖を抑制します。保存料の「ソルビン酸」は、微生物の増殖を抑え、保存性を高めます。酸化防止剤の「ビタミンC」は、変色や風味の劣化を防ぎます。食品添加物は、人の健康を損なうおそれのないものとして国が許可したものを基準値内で使っています。
ハム・ソーセージ・ベーコンは、冷凍保存しても大丈夫ですか?
あまりおススメはできません。
冷凍すると食感や風味が損なわれるおそれがあります。ただし、ベーコンのように脂肪の多いものやソーセージのように香辛料が練り合わされているものは冷凍による影響を受けにくいので、食べきれない場合は1回分ずつ小分けをしてから冷凍しましょう。解凍は冷蔵庫でゆっくり行うことがうまみを逃さない秘訣です。
ハム・ソーセージ・ベーコンは、加熱しないで食べても良いのでしょうか?
衛生的には問題ありません。
ハム・ソーセージ・ベーコンなどの「食肉製品」は、そのまま食べることができるように製造されているので、「加熱して食べてください」などの記載がない限り、加熱する必要はありません。ただし、「生ソーセージ」は「食肉」に分類される製品ですので、必ず加熱してから食べましょう。
製品にはどんな情報が書かれていますか?
原材料などの情報が、まとめて表示されています。
加熱/非加熱などの分類や、名称、原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、製造者(または販売者や輸入者)などの情報が一カ所にまとめて表示されています。買うとき、保存するとき、食べるときなど役立つ情報が書かれているのでチェックしてみましょう。*原材料名には、原料肉、調味料、食品添加物などが含有量の高い順に記載され、アレルギー物質も表示されています。